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1.発生日時: | 平成15年9月25日(木)9時25分頃 |
2.発生場所: | 新日本製鐵梶@光製鐵所敷地内(山口県光市) |
3.状況 | ||
・ | 平成15年9月25日(木)13時30分頃、新日本製鐵梶@光製鐵所敷地内において、輸入金属スクラップコンテナから放射線が検出されたとの連絡があった。 | |
・ | 当該コンテナは、インドネシアから徳山港に本年9月12日に入港したものであり、本日、新日本製鐵梶@光製鐵所に移され、スクラップ業者から同製鐵所へ納入する前の検査にて放射線が検出(コンテナ表面から50cmの位置で最大 30μSv/時超)されたもの。 | |
・ | 直ちにコンテナ周囲をロープで区画し、見張りを立て、人が近づかないよう措置が取られた。 | |
・ | 線量及び核種の分析のため、関西地区の測定の専門機関が現地に向かい、17時35分過ぎに現地に到着。分析の結果、コンテナ表面から 1mの位置で60μSv/時注、放射線源はセシウム137で、放射能量は3.7GBq以下程度と推定された。 | |
・ | 本件については、環境への影響はなし。また、従業員の被ばくもなく安全が確保されている。 |
注: | 60μSv/時:ここに1時間いた場合の実効線量は、X線診断1回当たりの実効線量1.3mSvの約20分の1 |
4.今後の対応 | ||
(1) | 明日9月26日(金)、放射線検査官を現地に派遣し、現場の安全確認を行う。コンテナ内の放射線源の確認を行い、しゃへい容器へ収納する作業に検査官が立会う予定。 | |
(2) | 当該放射線源については、輸出元への返還又はアイソトープ協会への引き取り等の処理がなされる予定。 |
(本件問い合わせ先)文部科学省 科学技術・学術政策局 |
原子力安全課 放射線規制室長 石田正美 |
電話:03-5253-4043 内線7210 |