弊社事業内容の御説明

  放射能探知機は、発光体に経年酸化劣化しない無機結晶体であるレアメタルを使用しているゲートモニター、ポータブル、グラブ/マグネ取付型、製鋼メーカーの設備(コンベア、電気集塵機、排気塔用)に取付けられるタイプや、それらの探知機の一元集中管理・遠隔操作システム、そして、製鋼前の湯を取出しガンマ線の数を計測するベクレル計測器などを取り扱っております。
  尚、遠隔操作(リモートコントロール)は、弊社からも使用しており、毎週月曜日に既納入の探知機が正常に稼働しているかどうかをチェックしたり、お客様に同一の画面やログファイル(記録)を見ながらアラームの原因をご説明したりする時にも使用しています。
  それぞれの探知機には、エネルギーピークが立つ特性を利用して放射線量(Sv/h)の計測や核種の同定(判定)を可能にする機能が付いています。警告音としましては、高線量アラーム、バックグランドアラーム、アラーム機能も、トータルアラーム、チャンネルアラーム、そして新機能の閾値低減機能によるアラームを加えると合計5種類が作動する様になっています。その他、お客様のサーバーに探知情報を送るために使用できる外部ターミナルもオプションで追加できる様になっています。尚、2020年型では、アラームを鳴らした車両の全景とナンバープレートの写真を撮影し、アラームレポートの2頁目に印刷する機能も追加しました。
  尚、一昨年3月に日本国内で取得したASR/SR、廃家電(WEEE)、被服銅線処理から排出される残渣から、鉄や銅・アルミなどの非鉄屑(20%)を取り去り、綿状ダスト(55%)の中に残る塩素分を0.35%にすることで、火力発電や自治体の焼却炉で使用されている石炭やコークスの代替品(サーマルリサイクル)として使用できるだけでなく、洗浄されたポリマー主体の残渣になることからケミカルリサイクル(サーキュラーエコノミー)にも適する有機系残渣を製造する工程を特許請求の範囲としています。その他の有機・無機混合体(25%)はマテリアルリサイクル(応用例は特許広報の中では非公開)として使用することにより、投入量の全量を有効利用できるような加工方法が特許の範囲となっています。
  現在、火力発電所や自治体の焼却炉は石炭を燃料とし、電炉は還元剤としてコークスを使用していますが、それらの代用品として、特許範囲である加工法により製造される銅分や塩素分の少ない綿状ダストを固形化したものを代用品として使用することが出来ます。
  また、2005年の自動車リサイクル法が施行されて以来、ASRは全てASR専用炉やセメント製造工場で焼却処理されています。ASR由来のカロリー数が高い綿状ダストを使用することにより、石炭やコークスを燃焼させる必要はなくなりますので、その分のCO2の排出量が削減できることになります。同時に、石炭やコークスを輸入することがなくなりますので、その分の外貨準備を節約できることにもなります。
  この国内特許を基に、弊社は上記四分野の加工処理から排出される残渣から金属(主に銅)の分離や、同時に排出される有機・無機系残渣の有価物への加工処理が可能なプラントの提供を致します。
  
  国内特許と共に2018年に国際特許でもA評価を取得していたので、優先権の期限である今年の8月までに、中国、欧州(EPC)、そして米国でも、この国際特許の国内移行という形で外国特許の出願も完了致しました。
  
  (当該特許を基にしたA)被覆銅線、廃車、冷蔵庫、洗濯機B)エアコン、テレビ、そしてPCやスマホの残渣までの加工処理を示すフローチャート)